SCSKは、日立電線ネットワークスの協力のもと、スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスやPCからのリモートアクセス時のネットワーク認証、ユーザ管理の運用を実現する認証アプライアンスサーバ「RADIUS GUARD(ラディウス ガード)」の販売を2013年1月7日より開始すると発表した。
スマートフォンやタブレット端末の導入が進み、リモートアクセスを行う利用者やデバイスが増え、組織内無線LANなどリモートアクセス環境を整備する企業や学校が増加しているが、ネットワークにアクセスする利用者や端末の管理が適切に行われていない場合、第三者や未承認端末からの不正アクセスによる情報漏えいが起こりやすく、アクセス管理の重要性が一層求められている。
この場合、一般的には認証用ソフトウェアを汎用サーバに導入した認証サーバによって、利用者や利用端末を認証し、ネットワークのアクセスを制限するが、認証サーバの維持や管理は運用負荷が大きい。
今回、SCSKが発売するアプライアンスサーバは、認証機能を持つスイッチなどとのRADIUS認証により、不正アクセスや未承認の持込端末によるネットワーク利用を制御し、セキュアなネットワークを実現。専用アプライアンスのため、認証サーバ方式に比べ、認証サーバの構築や、運用時のOSの脆弱性管理などが不要で、導入/運用時の作業負荷とコストを削減する。
同社では、文教、自治体、官公庁、一般企業、金融関連企業を中心に、今後1年間で3億円の販売を目指す。