アップルは、11月2日午前8時に、小型タブレット端末「iPad mini」と第4世代となるiPad「iPad Retinaディスプレイモデル」の販売を開始した。東京・銀座のアップルストアでは購入希望者の長蛇の列ができ、発売開始時点で約300人が並んだ。先頭は10月29日から並んでいたという愛知県稲沢市在住の男性だった。
今回の発売はWi-Fiモデルだけということもあって、通信の契約などの時間がかからず、購入はスムーズだった模様で、午前9時には行列は解消されていた。
発売開始時間が近づくと、店内ではスタッフが拍手したり、歓声があがったりと、新製品登場の恒例行事が始まった。カウントダウンが終了すると、これまた恒例のスタッフとのハイタッチで購入希望者が次々と入店していった。
列の先頭の男性はiPad miniの16GB、ホワイト&シルバーを購入。iPhone 4S、iPhone 5発売時にも行列に並び、名古屋のアップルストアで一番に購入したが、友人に「銀座で一番でなければ一番でない」とけしかけられ、今回、銀座での購入を決意。10月29日の午後5時から先頭を陣取ったという。実際に手にしてみて「思ったより軽い」「本当の一番に購入できて気持ち良い」と語った。
「iPad mini」は、解像度が768×1024ドットの7.85インチディスプレイを搭載。重量はWi-Fiモデルが308g、Wi-Fi+Cellularモデルは312g。価格はWi-Fiモデルの16GB版が28,800円、32GB版が36,800円、64GB版が44,800円、Wi-Fi+Cellularモデルの16GB版が39,800円、32GB版が47,800円、64GB版が55,800円。カラーはブラック&スレートとホワイト&シルバーの2種を用意している。
「iPad Retinaディスプレイモデル」は、解像度が2048×1536ドットの9.7インチディスプレイを搭載。重量はWi-Fiモデルが652gで、Wi-Fi+Cellularモデルが662g。価格はWi-Fiモデルの16GB版が42,800円、32GB版が50,800円、64GB版が58,800円、Wi-Fi+Cellularモデルの16GB版が53,800円、32GB版が61,800円、64GB版が69,800円。カラーはブラックとホワイトの2種を用意している。
ともにWi-Fi+Cellularモデルの発売は11月下旬となっているが、2日11時現在、ソフトバンクモバイル、KDDIの両社より料金プランの発表は行われていない。