スズキは、2日から7日の期間にドイツ・ケルンで開催されている二輪車の国際見本市『インターモト』において、海外向け新モデルやコンセプトモデルなど5機種を発表した。
新モデルとして発表された同社最上級スクーター「バーグマン650/エグゼクティブ」は、快適な走りと上質な装備が各国で好評という「バーグマン650」の全面改良モデル。全体的に引き締まった印象のデザインとしたほか、燃費の向上、視認性の高いメーターの採用といった改良が行われている。
大型ツーリングクルーザーバイク「イントルーダーC1500T」も新モデルとして発表。1998年に発売されたイントルーダーに初めての全面改良を施し、大型クルーザークラスでは最高出力・最大トルクを発揮するという1,462ccエンジンを搭載する。
「V-Strom 1000 Concept」(ブイ ストローム 1000 コンセプト)は、欧州・北米を中心に好評を得ているスポーツ エンデューロ ツアラー「V-Strom 650 ABS」と共通の開発・設計思想のもと、新設計の1,000cc V型2気筒エンジンとアルミ製シャーシなどを採用した参考出品車。2014年モデルとして市販も予定されている。
大型フラッグシップバイク「ハヤブサ」は、一部仕様変更車として発表。新たにABSを追加したほか、ブレンボ製モノブロックフロントブレーキキャリパーを採用したことでブレーキ性能を強化し、トータルパフォーマンスの向上を図ったとのこと。
同社を代表するスーパースポーツバイクGSX-Rシリーズの生産累計100万台を記念した特別仕様車「GSX-R1000 GSX-Rシリーズ100万台記念エディション」も発表された。専用のグラフィックや装飾に加え、「1Million」(100万台)と書かれたシリアルプレートが装着される。同特別仕様車は、GSX-R750の発売年である1985年にちなみ、1,985台の限定生産モデルとなる。