IMJモバイルはこのほど、「スマートフォンユーザー動向定点観測」としてユーザーを4つのクラスタに分類した生活・意識調査の結果を発表した。それによると、若いユーザーが多い「飛びつきミーハー層」ではさまざまな用途でスマートフォンの利用を楽しんでいるのに対し、消費に対して消極的な「控えめフォロワー層」では接触時間や使う機能が少ないという結果になった。
同調査で分類されたクラスタとその特徴および年齢性別構成比は下記の通り。有効回答数は1,245サンプルで、iPhoneとAndroidユーザーが半数ずつとなるよう割付を行っている。
飛びつきミーハー層 | スマートフォンをファッション感覚で捉える。流行や新しいものに目がないタイプ。 「スマートフォンは生活の”幅”を広げるもの」 |
---|---|
慎重スロースターター層 | 携帯電話では多くのコンテンツを利用していたため、今後利用が増える可能性がある。 「スマートフォンは様々なコトを”集約”できるもの」 |
こだわりデジタル志向層 | スマートフォンのハード面を重視する。利用歴が長く、リテラシーも高い。 「スマートフォンは知識を”深める”ことができるもの」 |
控えめフォロワー層 | アプリ等はあまり利用せず電話やメール中心。積極的に情報収集することは少ない。 「スマートフォンは周囲と”繋がる”ことができるもの」 |
1日のスマートフォン接触時間(サイト閲覧)については、「飛びつきミーハー層」「こだわりデジタル層」で長い人がより多く、「3~5時間」「5時間以上」という回答が合わせて約2割に達する。スマートフォンの機能活用については、「慎重スロースターター層」も「こだわりデジタル層」と同等に活用している項目があるのに対し、「控えめフォロワー層」ではほとんどの項目で他の層を下回る結果となっている。
同社では今後も同調査において継続的にクラスタの構成比や利用状況の変化を追って行く予定。