アラタナとSIIISは7月29日、佐賀県武雄市役所のホームページを8月1日にFacebookページへ完全に移行し、震災被災者への募金フォームをFacebookに開設すると発表した。
これに伴い、同市は現行のWebサイトを閉鎖し、Facebookに一元化して情報発信を行っていく。同市では、Facebookへの移行により、「情報発信窓口の一元化、リアルタイムの情報発信、「いいね!」ボタンやコメントの活用によって、コミュニケーションの活性化などが実現される」としている。
同市がFacebookページにホームページを移行する背景には、これまでに全市職員にTwitterアカウントを付与するなど、ソーシャルネットワークサービスを通じて市職員と市民のコミュニケーションを行う機会が増え、ソーシャルネットワークを通じて市と市民が相互に意見を交換することの重要性を認識したことがあるという。
同市はすでにFacebookページを開設しており、住民票や印鑑登録といった申請書のダウンロードが可能なページもある。「いいね!」ボタンを押した人は1,745人に上る。
武雄氏の市長を務める樋渡啓祐氏はソーシャルネットワークの普及活動に熱心であり、日本全国の首長を中心とする「日本フェイスブック学会」も立ち上げている。