「ヤングガンガン」(スクウェア・エニックス刊)にて連載中で、現在コミックスが11巻まで発売されている中村光氏の人気コミック『荒川アンダーザブリッジ』。2011年夏にMBS・TBS深夜でTVドラマ化、そして2012年春に映画化される本作のキャスト陣第1弾が発表された。
今回発表されたのは、メインキャラクターであるリク役とニノ役。人に借りを作らないで生きてきた大会社の御曹司・市ノ宮行 (あだ名 / リク)役は、『バッテリー』『ダイブ!!』『風が強く吹いている』などのスポーツマンから『パレード』などの難役までを幅広くこなす若手随一の貴重な実力派俳優・林遣都 (はやし・けんと)、自称・金星人の電波系美少女であるニノ役は、映画・ドラマ・CM・雑誌などさまざまなメディアで注目を集める、透明感あふれる魅力満載の若手女優・桐谷美玲 (きりたに・みれい)がそれぞれ担当する。
ここでは、リク役の林遣都とニノ役の桐谷美玲のコメントを紹介しよう。
◆林遣都 (リク役)のコメント
●リクに抜擢されての感想●
妹が原作ファンだった事もあって、その作品に関われると聞いた時は凄く嬉しかったです。作品自体も自分がいつかやってみたいと待ち望んでいたコメディ要素を沢山含む内容だったので、撮影がずっと楽しみでした。いざ現場に入ってみて、ニノさんや村長、荒川村の皆を目の当たりにした時、なんてフリーダムな人達だなと感じ、自分がリクとして全部受け止めなくてはと更に気が引き締まりました。
●撮影してみての感想●
まず、飯塚監督をはじめスタッフの人達のこの作品に対する半端じゃなく強い気持ちを見せつけられました。荒川村のセットの隅々にわたるこだわり、限られた短い時間の中でも一つ一つ大事に撮っていこうという飯塚監督の演出。皆が早くもチーム一丸となって誰も観たことのない映画、ドラマを作ろうという気持ちでいます。今自分に出来ることは観た人に希望を与える、観た人皆を笑顔にする作品を一生懸命作ることだと思っています。
◆桐谷美玲 (ニノ役)のコメント
●ニノに抜擢されての感想●
作品が決まり、台本を読ませて頂いて、すごくおもしろい作品だなと思いました。純粋にはやく映像でみたい! と。現場でそれぞれのキャラクターに会うのが楽しみで仕方なかったです。ただ、原作が人気なので、プレッシャーもかなり感じていました。
●役作りに関して●
金星人に、なにが正解か、お手本もないし、本当に一から作っていくしかないよねと監督と話し合って、作っていきました。クランクインする前は、ニノと同じように上履きとジャージで生活をしたり、ニノの好きなたべものってなんだろう? と考えたり (例えば魚類だったらなめろうとか、なまことか好きそうって想像したり)しながら作っていきました。あと、ニノは椅子には座らないとか、ちょっと動きが変だとか監督とも相談しながら撮影しています。容姿に関しては、やはり、原作のイメージを崩さないように、髪の色にはこだわり、三回くらいサロンに通い染めて作りました。ジャージもオーダーメイドです。
●みどころ&意気込み●
セリフだったり、演出だったり、至るところに監督ならではの仕掛けが沢山あります。そういうところまでみてもらえると、より楽しめる作品だと思います。個人的には、ニノとリクが途中すれ違ってしまうシーンがあるんですが、そこは2人とも必死で演じたのでみてもらいたいです。
●共演の林君に関して●
私より一つ年が下なんですが、すごくしっかりしてて、クランクイン前からリハーサルを重ねていたのですが、私が不安なときも支えてくれたり、そういう部分はリクと重なります。
『荒川アンダーザブリッジ』は、2004年より「ヤングガンガン」にて連載開始後、2010年には2回にわたってTVアニメ化 (テレビ東京系)された人気作。今回は、2011年夏にMBS・TBS深夜でTVドラマ化、そして、2012年春にソニー・ピクチャーズ エンタテインメント配給にて映画化されることが決定している。
(C)中村光/スクウェアエニックス・AUTBパートナーズ |