シグマはこのほど、コンパクトデジタルカメラ「DP2s」の後継機種として「DP2x」を発表した。価格はオープンで、発売日と店頭予想価格は未定。

同製品は、「DP2s」のオートフォーカスアルゴリズムを最適化してAFスピードを高速化するなど、細部を成熟させたというコンパクトデジタルカメラ。同社のデジタル一眼レフカメラ「SIGMA SD15」や「DP1x」でも採用されているAFE(アナログフロントエンド)を新たに搭載することにより、さらに高感度性能が向上した。

コンパクトデジタルカメラ「DP2x」

撮像素子には有効画素数約1,400万画素の「X3ダイレクトイメージセンサー(CMOS)」を搭載し、画像処理エンジンには「DP1x」などと同じく「TRUE II」を採用。感度はISO50から800。RAWデータ記録時には、ISO1600およびISO3200も選択可能。

また、マルチコアCPUに対応して処理速度が向上した最新のRAW現像ソフト「SIGMA Photo Pro」を同梱。同ソフトはISO400以上で撮影されたX3Fファイル(RAWデータ)に対応したノイズリダクション機能も搭載しており、高感度撮影時のノイズ低減や優れた色再現が可能としている。

「DP2x」背面

レンズは35mmカメラ換算で41mm相当の画角となる24.2mm F2.8を搭載する。記録メディアは、SD / SDHCカード、マルチメディアカードに対応。本体サイズは113.3(W)mm×59.5(H)mm×56.1(D)mmで、電池とカードを除いた重量は260g。カメラ上部にホットシューを標準装備し、専用のエレクトロニックフラッシュ、ビューファインダーやフードアダプターなど豊富なオプションも用意されている。