カシオ計算機は4日、同社の画像変換ネットワークサービス「イメージングスクエア」のサイト上に、オンラインミュージアム「IMAGING SQUARE MUSEUM」がグランドオープンしたと発表。同日、IMAGING SQUARE MUSEUMに作品を提供する、アーティストの石井竜也氏によるトークショーを都内にて行った。
イメージングスクエアは、1月11日にスタートしたデジタル写真を「油彩」「野獣派油彩」「淡彩点描」「シルクスクリーン」など13種類の芸術的な作品に変換できるサービス。利用は無料で、簡単な操作でアート作品が創れることから登録者数はオープンから1週間で1万人を超え、現在は15万枚以上の作品がサーバーに保存されているという。
今回、石井氏は「"デジタルフォトアート"で始まる新しい生活"My life,New art"」をIMAGING SQUARE MUSEUMの中核となる「Art Garage」を通じて発信。旅行先などで撮影した写真を絵画調に変換した作品を多数掲載しており、今後も順次さまざまな作品をアップ予定だ。
写真を撮るときに「(画像変換して)どんな作品にしようか」と考えるようになったという石井氏。イメージングスクエアにより、「写真は撮るものではなく、描くものになる」とアピール |
イメージングスクエアで画像変換してつくった作品で、オリジナルグッズを制作するサービスも用意されている |
実際にイメージングスクエアを利用した石井氏は、「とってもイージー(に画像変換できる)。水彩の色のにじみ方や、油彩の筆のタッチまで再現しているし、絵描きの出る幕がなくなってしまうほど。これは驚きでしたよ!」とデジタルフォトアートを楽しんでいる様子。「もともと日本人はアートへの関心が高いけれど、こういったサービスが普及すれば、一般の人のアートを楽しむ感覚がより強くなるし、アートへの造詣も深まるはず。そうなればアーティストはもっと高いところを目指すようになると思う」とアーティストとしての持論を展開していた。
また、2月18日からの毎週金曜日はTOKYO FMにて『石井竜也のディア・フレンズ CASIO-Mind Frame-』と題し、各方面で活躍するゲストを迎え、画像変換サービスを楽しみながらトークを繰り広げる予定。「ゲストで呼んだ女性を脱がせて撮ってみたりしてね(笑)」(石井氏)と何が起こるかわからない同番組は11:00より放送開始となっている。