フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、本格SUV「トゥアレグ(Touareg)」をモデルチェンジするとともにハイブリッドモデルをラインアップに加え、2月17日より販売する。価格は通常モデルが623万円、ハイブリッドが898万円。

フォルクスワーゲン トゥアレグ

トゥアレグ(/news/2007/05/22/042/)は、フォルクスワーゲン初の本格的SUVとして、高いオンロード性能とラフロード性能、および高級サルーンと同等の乗り心地を融合させた。日本国内では2003年9月より販売が開始され、以来10,000台以上を販売している人気モデル。

今回のモデルチェンジでは、従来の4.2L(リッター)V型8気筒エンジン車が外れ、3.6LのV型6気筒モデルと、スーパーチャージャー付き3.0LのV型6気筒+モーターのハイブリッドモデルの2機種のラインナップとなった。どちらもエコカー減税に適合しており、3.6L車は自動車取得税と自動車重量税が50%の減税、ハイブリッド車は100%減税となる。10・15モード燃費は3.6L車が9.5km/L、ハイブリッド車が13.8km/L。

ハイブリッド車は、小型でシンプルな構造のパラレルハイブリッドシステムを採用した。エンジンと電気モーター、ボックスを直列にレイアウト。エンジンと電気モーターの間にはクラッチを配置する。低速時や低負荷走行中には電気モーターのみでの走行も可能。減速時にはブレーキエネルギーを回生する。車両重量は3.6L車の2,190kgに対し、ハイブリッド車は2,340kgに抑えた。また、3.6L車もアイドリングを止める「Start/Stopシステム」やブレーキエネルギー回生システムなどを採用し、燃費を向上させた。

最高出力はハイブリッド車が245kW+34kW、3.6L車が206kWを確保。トランスミッションはどちらも8速オートマチックとなる。駆動方式はトルセン ディファレンシャル付きトランスファーボックスを介して4輪を駆動する「4MOTION」を採用しているが、3.6L車はデフロック(センター/リア)が可能で、ラフロード走破性能を高める「4XMOTION」を搭載した。

エクステリアは最近のフォルクスワーゲンのデザイン傾向に合わせ、フロントフェイスやリアコンビネーションランプなどを一新。ホイールベースが延ばされ、リアシートの快適性が向上した。インテリアでは、ウッドパネルやレザー調インストルメントパネルを採用。新開発のHDDナビゲーション「RNS 850」や、自車周辺を映し出すアラウンドビューカメラ「Area View」を標準で装備する。さらにハイブリッド車には、アダプティブクルーズコントロール「ACC」、フロントモニタリングシステム「Front Assist」、レーンキープアシストシステム「Lane Assist」、レーンチェンジアシストシステム「Side Assist」などの運転支援テクノロジーが搭載される。

トゥアレグ ハイブリッド

トゥアレグ V6

トゥアレグ ハイブリッド ※レザーシートはオプション

トゥアレグ V6

インテリア ※イメージ

シート ※レザーシートはオプション

パワーテールゲート

ラゲージマネジメントシステム

ラゲージスペース

シフトノブ/E-MODE/ダンパーコントロール/スマートエントリー&スタートシステム

マルチファンクションインジケーター/アダプティブクルーズコントロール/タイヤ空気圧モニタリングシステム

HDDナビゲーション/リヤビューカメラ/アラウンドビューカメラ/ラフロードインフォメーション

ハイブリッドシステム図

ハイブリッドシステム 動作パターン

ハイブリッドシステム インフォメーション

3.0L V6 TSIエンジン

ニッケル水素バッテリー

ボディ剛性イメージ

フロントモニタリングシステム「Front Assist」

レーンキープアシストシステム「Lane Assist」

ラフロード性能イメージ