パナソニックは12日、「ブルーレイディーガ」の新シリーズとして、HDD搭載ハイビジョンブルーレイディスクレコーダー「DMR-BZT900 / 800 / 700 / 600」の4機種を2月5日に、「DMR-BWT500」「DMR-BRT300」の2機種を2月25日に発売すると発表した。価格はオープンで、推定市場価格は下記の表を参照。

「ブルーレイディーガ」新シリーズ

DMR-BZT900 / 800 / 700 / 600の4機種は、3つのデジタルチューナーを搭載し、「スカパー! HD」(対応チューナーと視聴契約が別途に必要)とあわせて4番組同時録画を実現。また、全機種に第6世代のMPEG-4 AVC/H.264エンコーダー「新アドバンスドAVCエンコーダー」を搭載して、「フルハイビジョンW15倍録画」(BRT300は除く)が行える。大容量BD規格「BDXL」にも対応しているので、3層式ディスク(100GB)1枚にフルハイビジョンで最長約130時間の記録(HZモード : 約1.6Mbps録画時)が可能。

全機種が3D対応となっており、3D映像の奥行・飛び出しをコントロールできる「3D奥行きコントローラー」(BRT300は除く)や、再生中の2D映像を3D映像に変換する「2D→3D変換」機能も搭載(BWT500 / BRT300は除く)する。画面の両端を奥行方向に曲げて表示する「曲面表示」や、画面のふちにぼかしを入れて画面枠の境界を気にならなくする「画面境界のぼかし」にも対応。

DMR-BZT900 / 800 / 700では無線LANを内蔵し、インターネットを経由してビデオ通信が行える「スカイプ」を利用することもできる。同社独自のリンク機能「お部屋ジャンプリンク」も進化し、無線LANの速度を測定して自動で映像転送レートを変換する「自動レート変換制御」機能を搭載する。

今後発売を予定している「モバイル端末」との連携も可能で、HDDに録画した番組をワイヤレスダビングができる「かんたん自動転送機能」を搭載。これにより、手軽に「番組持ち出し」が可能になるとのこと。

「DMR-BZT900」

さらに、プレミアムモデルとなるDMR-BZT900には、音質に影響のあるアナログ映像信号をカットする「ハイクラリティサウンド」、真空管アンプを通したような温かみのある音を再現する「新・真空管サウンド」、高画質再生を可能にする「リアルクロマプロセッサplus」などが搭載される。

本体サイズは、DMR-BZT900が430(W)mm×68(H)mm×239(D)mm、その他5機種が430(W)mm×49(H)mm×199(D)mm。

品番 HDD容量 チューナー数 推定市場価格 発売日
DMR-BZT900 3TB 3個 32万円前後 2月5日
DMR-BZT800 2TB 20万円前後
DMR-BZT700 1TB 15万円前後
DMR-BZT600 500GB 11万円前後
DMR-BWT500 2個 10万円前後 2月25日
DMR-BRT300 1個 8万円前後