米comScoreは1月6日(米国時間)、2010年11月末時点での米国内における携帯電話契約者数の調査結果を発表した。Android端末の契約者数が初めてiPhone契約者数を上回っている。

今回のレポートは、米国に在住する13歳以上の携帯電話契約者について調べたもの。comScoreでは同様の調査を3カ月ごとに実施しており、端末製造メーカー(OEM請負元)別のシェアやスマートフォンのOS別シェア、ユーザーの利用用途などを公表している。

レポートによると、2010年11月末時点での米国内の13歳以上のスマートフォンユーザーは6150万人。そのうち、BlackBerryの製造元であるカナダResearch In Motion(RIM)製OSのシェアが33.5%で最も多くを占めるという。続く2位が米GoogleのAndroidで26%、3位が米AppleのiOSで25%、以下、米Microsoft製OSが9%、米Palm製OSが3.9%という結果になっている。

8月時点のシェアと比べると、RIMは4.1%減少、Googleが6.4%増加、Appleが0.8%増加、Microsoftが1.8%減少、Palmが0.7%減少。Androidが大幅な伸びを記録した結果、初めてiOSを抜いて2位に上がっている。

スマートフォンのOS別シェア(comScoreのリリースから)

なお、米国における携帯電話全体の契約者数(13歳以上)は2億3400万人。端末製造メーカー別シェアでは、韓国Samsungが24.5%で1位、韓国LGが20.9%で2位、以下、米Motorola17%、RIM8.8%、フィンランドNokia7.2%と続いている。

端末製造メーカー別シェア(comScoreのリリースから)