ベンキュージャパンは29日、USBメモリー内の画像データを投写可能で3D映像にも対応した、多機能プロジェクターのエデュケーションモデル「MX710」と「MX711」の2機種を12月3日に発売すると発表した。いずれも価格はオープンで、推定市場価格はMX710が7万9,800円、MX711が8万9,800円。

「MX710 / MX711」

今回発表された2機種は、XGA(1024×768)の高解像度で、MX710が2,700ルーメン、MX711が3,200ルーメンの高輝度と、5,300 : 1の高コントラストを実現したプロジェクター。同社独自の6色カラーホイールによるカラーマッチングテクノロジー機能や、色彩深度を向上させる技術「BrilliantColor」の搭載によって、滑らかで美しく最適な画質が楽しめるとのこと。

オプションの3D専用メガネ(型番名 : 3DGS-01)を使用して、DLP Link方式の3D映像を観ることも可能。グラフィックカードにNvidia Quardroシリーズを搭載して120Hzのリフレッシュレートに対応するパソコンや、同製品とアナログ接続したDVDプレーヤー(Blu-ray DVDプレイヤーは非対応)の3Dコンテンツを楽しむことができる。

また、USB端子を装備しており、USBメモリーに保存した画像をスライドショー形式で投写することができる。対応する画像形式は、jpg / gif / bmp / tiff / png形式となっており、MPEG等の動画には非対応。

そのほか、電源が供給されると自動的に起動するダイレクトパワーオンや、電源シャットダウン直後でも電源コードを引き抜いて片付けることができるダイレクトパワーオフ機能を搭載。LAN上に接続された複数のパソコン(最大8台)からプロジェクターに接続可能なLANディスプレイ機能とLAN接続端子(RJ45)を装備し、複数のプロジェクターを一括管理する「PJ Link」にも対応する。

「MX710 / MX711」のインターフェイス部

いずれの機種も、入力端子はミニD-Sub15ピン×2、RJ45端子×1、USB TypeA×1、USB Type Mini-B×1、HDMI端子×1、Sビデオ端子×1、オーディオミニジャック×1、音声入力(RCA)×1、ビデオコンポジット×1を装備。出力端子として、ミニD-Sub15ピン×1、オーディオミニジャック×1を装備する。外形寸法は、311(W)mm×104(H)mm×244(D)mmで、質量は約2.7kg。