ラックスマンは15日、USB D/Aコンバーター「DA-200」を発表した。発売は11月。価格は15万5,400円。

高品位なDACにUSB入力をプラスした「DA-200」

DA-200は、単体のDACにUSB入力をプラスした製品。USB入力を装備したことで、デジタルトランスポートと組みわせたシステムだけでなく、PCとアクティブスピーカーを組み合わせたデスクトップオーディオシステムなどにも利用できる。入力は、アナログのRCA2系統に、デジタルが、S/PDIFを光/同軸それぞれ1系統、USB(B端子)を1系統装備する。それぞれの入力は、フロントパネルにあるスイッチで切り替えが可能だ。出力は、RCA、XLR、S/PDIF(光/同軸)を装備(XLRとS/PDIFへの出力は、デジタル入力された信号のみ)。USBからの入力をS/PDIF信号として出力することも可能で、よりハイグレードなDACを搭載した機器への、USB入力インターフェイスとしても使用できる。また、ヘッドホンアンプ、プリアンプ回路も内蔵する(プリアンプはRCAで可変出力を選択した場合にのみ有効)。なお、USB入力はPC/Macのみに対応しており、USBデバイスをダイレクトに接続するためのホスト機能/プレーヤー機能などは搭載しない。

DAC部分は、同社のSACDプレーヤー「D-05」と同一で、使用されているDACチップは、バーブラウン製のPCM1792A。高品位なデジタルアナログ変換を実現する。利用できるサンプリング周波数は、S/PDIFの場合、32kHz/44.1kHz/48kHz/96kHz/176kHz/192Hzで、USB入力の場合、32kHz/44.1kHz/48kHz/96kHz。量子化bit数は16bit/20bit/24bitに対応する(USBは16bit/24bitのみ)。

本体サイズは、364mm(W)×81mm(H)×279mm(D)。質量は5.1kg。サイズだけでなく、デザインも、同社のアクセサリーアンプのラインナップである「P200」(ヘッドホンアンプ)、「E200」(フォノイコライザーアンプ)と揃えられている。