以前に、小型のタッチスクリーン搭載iPodが9月に登場するという噂を紹介した。その後、iPod新製品が発表されるとみられるイベント開催日が正式発表されたほか、あるアナリストがレポートの中で新製品の概要についてさらに詳しい情報を紹介している。そのレポートによれば、iPod nanoは完全にリニューアルされ、iPod touchライクな物理ホイールなしのデザインになるという。
今回のレポートを発表したのはKaufman Bros.のアナリストShaw Wu氏で、その内容はAppleInsiderなどの記事で確認できる。同氏によれば、iPod nanoは登場以来のデザイン改変となり、完全にiPod touchライクなものとなるようだ。当初噂されていた小型サイズのタッチスクリーン搭載iPodの正体が不明だったが、もしかしたら「小型iPod touch」とはこの「新型iPod nano」のことなのかもしれない。iPod touchについての記述はAppleInsiderの記事にはないが、iPodnnによれば、Wu氏は複数のソースから2種類のモデルが登場することになると予測しているという。1つは以前にも紹介したFaceTime対応のデュアルカメラ搭載モデルで、もう1つは現行の第3世代iPod touchに若干のアップデートを加えた199ドルのエントリーモデルになるという。
一方で同氏は、噂に上っている「iTV」とも呼ばれているApple TV新版の同イベントでの登場には懐疑的だ。その理由は、まず招待状の図柄がギターをモチーフとしたものでApple TVの製品には結びつきにくいこと、そして通常は9月中旬ごろに行われるイベントが9月1日とかなり早いタイミングに設定されたことにあるという。もしこの場でApple TVが発表されれば「サプライズになる」というのがWu氏の意見だ。