リーク情報のWikiサイト「WikiLeaks」の創設者、Julian Assange氏に対し、同氏が滞在中のスウェーデン検察当局が8月20日に逮捕状を出し、その後撤回するという事態が起こった。容疑はレイプというが、8月21日、Assange氏はWikiLeaksの公式Twitterアカウントを利用して、「告発は根拠がない」と無実を訴えている。
AP通信などによると、スウェーデンの検察官は20日、レイプ容疑でAssange氏を指名手配扱いとした。だがその後、この検察官の上司が事件を調べた結果レイプ容疑の根拠はないと判断、逮捕状は取り下げとなったという。最初の容疑の内容をはじめ、詳しい事情は公式に明かされてない。
現地メディアAftonbladetによると、結局は取り下げとなったにせよ、WikiLeaksの"敵"がこれを利用してWikiLeaksの信頼を落とすことなどが考えられることから、ダメージを受けた、とAssange氏は述べているという。
WikiLeaksは、先に公開した米国のアフガニスタン戦争関連の機密情報公開で大きな注目を集めている。Assange氏は以前から、数週間以内に追加の機密情報公開を予定していることをほのめかしていた。