東芝は4日、液晶テレビレグザ(REGZA)の新モデル「32HE1」「40A1」「32A1」を発表した。発売は、32HE1が8月下旬で、A1シリーズが8月上旬。価格はオープンで、市場価格は、32HE1が15万円前後、40A1が13万円前後、32A1が8万5,000円前後と予想される。

内蔵HDDとUSB接続HDDへの録画に対応する「32HE1」

録画機能を搭載しないシンプルモデルの「A1」シリーズ(写真は「40A1」)

A1シリーズは、録画機能を搭載しない、レグザとしてはシンプルなモデル。バックライトにはCCFLを採用しており、比較的手ごろな価格を実現している。4月に、19V/22V/26V型の3製品が発表されているが、発売は8月上旬予定となっており、店頭に並ぶのは、今回発表した40A1/32A1とほぼ同時。当初、A1シリーズは、2台目/3台目以降の需要にあわせた小型モデルとされてきたが、40A1/32A1が加わったことで、レグザ全体のエントリーモデルという性格もプラスされた。

HE1シリーズは、500GBのHDDを内蔵し、USB HDDにも対応する録画モデル。デジタルチューナーを2基搭載しており、番組を視聴中に別の番組を録画することも可能だ。バックライトはにLEDを採用する。現在、レグザのHDD内蔵モデルは、LEDバックライトを採用するHE1シリーズ、CCFLバックライトを採用するH1シリーズの2系統が存在するが、ラインナップは、H1シリーズが32V/37V型の中型モデルで、HE1シリーズはA1シリーズ同様、19V/26V/22Vの小型モデルのみとなっていた。

HE1/A1の両シリーズとも、映像エンジンには「次世代レグザエンジン」を採用。超解像技術「レゾリューションプラス4」や、シーンや部屋の環境に合わせて画質や明るさを自動コントロールする「おまかせドンピシャ高画質2」などの機能も搭載する。HDMI端子は、2系統装備しており、もちろん、レグザリンクにも対応。また、家庭用ゲーム機を接続した際に、遅延時間の短縮と高画質化処理を同時に行う「ゲームダイレクト2」も採用されている。ネットワーク機能は、「アクトビラビデオ・フル」や「テレビ版Yahoo!JAPAN」への対応のほか、DLNAクライアント機能も搭載。サーバーダビングにも対応している。

本体サイズは、40A1が976mm(W)×665mm(H)×247mm(D)、32A1が786mm(W)×567mm(H)×224mm(D)、32HE1が789mm(W)×577mm(H)×240mm(D)(いずれもスタンド込み)。