オーディオテクニカは23日、ポータブルヘッドホン「ATH-XS5」「ATH-XS7」を発表した。発売8月20日。価格は、ATH-XS5が5,670円で、ATH-XS7が6,300円。

オーバーヘッドタイプの「ATH-XS5」。カラーは、ブラック/レッド/ホワイトの3色

バックバンドタイプの「ATH-XS7」。カラーはブラック/イエローの2色

両モデルとも、デジタルオーディオプレーヤーなどにマッチする、軽量コンパクトな密閉型ヘッドホン。ATH-XS5がオーバーヘッドタイプで、ATH-XS7がバックバンドタイプ。アウトドアで使用されるヘッドホンは、インナーイヤータイプが主流となっているが、音質や、装着感、そしてスタイルなどの面から、オーバーヘッドタイプなどのよさも見直されつつある。なかでも、比較的購入しやすい価格帯で、スタイリッシュなデザインを採用した密閉型ポータブルヘッドホンは、人気のカテゴリーだ。オーバーヘッドタイプのATH-XS5は、キャップやニット帽の上から装着してもずれにくいだけでなく、圧迫感も減らしたダブルヘッドバンドスタイル。一方のATH-XS7は、髪型の崩れが気にならない、バックバンドスタイルを採用。バックバンドを幅広タイプとすることで、こちらも装着時の安定性をアップしている。また、両モデルとも、装着時にずれにくい、スリップレスイヤパッドを採用する。

コードは、ATH-XS7が片出しで、ATH-XS5が両出し。いずれも長さは1.2m。コードの皮膜には、絡みにくくタッチノイズの少ないエラストラマー素材を採用。また、ハウジングからコードが出されている部分には、ゴム製のブッシュが使用されているが、この部分は、コードの断線がもっとも起こりやすい箇所。ATH-XS-5/7では、ブッシュを、ハウジングの外装部分ではなく、一段内側に設置(その分ブッシュ自体も長い)。これにより、ブッシュ部分での断線率を下げるといった工夫も行われている。また、コードだけでなく、ハウジングの外周とトップにも、耐衝撃性の確保のために、エラストマー素材が使用されている。

質量は、ATH-SX5が155gで、ATH-XS7が135g。再生周波数帯域は、ATH-XS5が10Hz~22kHzで、ATH-XS7が10Hz~24kHz。最大入力は、いずれも1,000mWでドライバーは40mm径。広帯域再生だけでなく、低域の量感も確保する。