アイシェアは7月12日、定時または早めの退社を促す「ノー残業デー」に関する意識調査の結果を発表した。同調査では、ノー残業デーについてその有無や退社後の時間の使い方などについて聞いている。

同調査は、20代から40代のネットユーザー男女429名を対象に実施された。

「仕事をしていない」75名を除いた就業者における比率で見ると、職場に「ノー残業デー」の制度が「ある」人は31.4%(111人)、「ない」人は68.6%(243名)となった。

さらに、「ノー残業デー」がある職場の就業者に、「ノー残業デーに定時退社できるか」と聞いたところ、「必ずできる」人は14.4%、「できることが多い」が44.1%と、『できる』と回答した人はこれらの合計の58.6%だった。

『定時退社できる人』を性別で見ると、男性の49.3%に対して女性は75.0%と、女性のほうが圧倒的に多い結果となった。年代別では20代(48.6%)に比べ、30代(63.6%)・40代(63.4%)で定時退社『できる』割合が高めとなっている。

「ノー残業デー」に定時退社できるか? 資料:アイシェア

「ノー残業デー」に定時退社が『できる』とした就業者たちに、退社後の時間の過ごし方を複数回答形式で聞いたところ、「自宅でくつろぐ」が87.7%と、性別・年代を問わず圧倒的多数だった。以下、「買い物に行く」(26.2%)、「飲みに行く」(20.0%)、「食事に行く」(18.5%)という回答が得られた。

就業状況を問わず全回答者に職場の制度として「ノー残業デー」は必要か聞いたところ、「とても必要」(22.1%)、「どちらかというと必要」(39.9%)の合計62.0%となり、「まったく不要」(20.3%)、「どちらかというと不要」(17.7%)を合わせた『不要』派の38.0%を大きく上回った。