任天堂は、新携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」を米国ロサンゼルスにて15日(現地時間)に開催されたE3ショーにおいて初公開した。「ニンテンドー3DS」は、同社の2010年3月23日付けで、"裸眼で3D映像のゲームが楽しめるニンテンドーDSシリーズの後継機"と発表されていたニューハード。
「ニンテンドー3DS」は、今期中(2011年3月末まで)に世界の主要市場で発売する予定。なお、発売日と価格に関しては、販売各地域にて後日告知するとしている。E3会場では来場者が「ニンテンドー3DS」を実際に体験できており、その様子や発表情報は同社の特設サイトにて確認が可能。
「ニンテンドー3DS」の最大の特徴は、3D映像の採用により、ゲームの見た目に臨場感が加わるだけではなく、奥行きのあるゲーム世界の中での距離感や位置関係を認識しやすくなり、より没入感にあふれるゲーム体験が実現できるところにある。また、ニンテンドーDSシリーズから採用したタッチスクリーンやマイク入力に加え、アナログ入力可能なスライドパッド、モーションセンサー、ジャイロセンサー、カメラによる画像認識等の組み合わせにより、これまでになかった新鮮な操作感覚が楽しめる。
通信機能も強化されており、スリープ中に他の「ニンテンドー3DS」やWi-Fiアクセスポイントと自動的に通信し、同時に複数のゲームの「すれちがい通信」を可能にするほか、Wi-Fiアクセスポイントのある場所で「ニンテンドー3DS」を起動して能動的な操作をすることなく、インターネットとの連携によるサービスを自動的に実現するなどの機能も盛り込まれている。