アップルジャパンは28日、国内の直営店Apple Storeにて「iPad」の店頭販売を午前8時より開始した。東京・銀座のApple Store Ginzaでは、25日夕方から並んだという男性を先頭に、28日午前7時の段階で事前予約者を含め約1,000人が並び、開店時間の午前8時には約1,200人となった。注目製品の発売とあって報道陣も数多くつめかけており、一般の歩行者の通行がままならないほど騒然としていることから、一時警察による注意も行われた。
開店直前にスタッフがミーティングを開始し、恒例となっている拍手で盛り上げた。午前8時には、開店に合わせてやはりすでにおなじみのカウントダウンがスタート。スタッフに拍手で歓迎される中、予約者および購入希望者が店内に入っていった。行列先頭の男性が購入を終えて店頭に現れた後は、順次購入者がApple Storeを後にしていた。
iPadは、従来のiPhone/iPod touchのようなマルチタッチ操作が可能なデバイス。iTunes Store/Mail/Mobile Safari、加速度センサ/環境光センサなどを搭載し、Wi-Fi+3GモデルはGPS機能も採用。Apple Storeでは、iPadをすぐに使えるようWebやメールなどの設定を手伝うパーソナルセットアップも利用できるようになっている。アメリカではすでに発売済みで、電子書籍販売サービス「iBookstore」を含むiPadアプリ「iBooks」の配信により、電子書籍をめぐる出版業界動向なども注目されている。