48時間限定の公開予定が覆されるほどの大きな反響を呼んだGoogleの"遊べるパックマンロゴ"。米RescueTimeがそのインパクトを調査し、パックマンロゴに人々が費やした時間を算出した結果をブログで公開した。その時間、なんと482万時間。単純に人件費で換算すると約1億2000万ドル(約108億円)になる。
RescueTimeによると、平均的なGoogleユーザーは1日に4分半近くをGoogleでの検索作業に費やし、約22ページを閲覧する。1ページあたりの時間投資は約11秒である。今回、無作為に選択したRescueTimeユーザー11000人を調査したところ、パックマンロゴが米国で登場した5月21日に平均的なユーザーがGoogle.comに費やした時間が36秒長かった。さらにWolfram Alphaのデータなども用いて、Googleがパックマンロゴを掲出した期間前後のトラフィックやユーザーの利用動向の変化を分析。その結果、Google.comのパックマンロゴに人々が費やした時間を481万9352時間と推測している。
平均的なGoogleユーザーの1時間あたりの人件費(平均賃金の1.3倍-2倍)を25ドルとして、パックマンロゴに費やされた時間をUSドルで表すと1億2048万3800ドルになる。これはLarry Page氏やSergey Brin氏を含むGoogle社員1万9835人を6週間雇用できる金額だという。
なおRescueTime創設者のTony Wright氏は、パックマンロゴで遊んだGoogle.comユーザーは25%程度で、3/4のユーザーはプレイできることに気づかなかったと見ている。