富士通は20日、都内で新機種・新CM発表会を行った。会場にはCMに出演した俳優の瑛太が来場。トークショーを行い、CM撮影での秘話や新機種を試した感想などを披露した。
発表会では、まず同社 執行役員副社長の佐相秀幸氏が挨拶。「携帯電話がクラウドコンピューティングのフロントとなる」とした上で、ヒューマン・セントリック(人間中心の)・デザインを行っていると述べた。また、昨年度下期に発売した3機種の売れ行きが好調であり、出荷数で2位に僅差の3位に位置していることを「まずまず」と評価した。
続いて、執行役員常務の大谷信雄氏による新機種の紹介と、マーケティング統括部長の松村孝宏氏によるデモンストレーションが行われた。今回、富士通が発表したのは「F-06B」「F-07B」「F-08B」の3機種。
「docomo PRIME series」として発売される「F-06B」は、ハイスペックなのが特長。フルハイビジョンムービーを撮影できるほか、Wi-Fi機能や電子辞書を搭載するなど「他社に負けないテクノロジー」(大谷氏)が盛り込まれている。また、水中でカメラ撮影ができるという防水機能に加えて、スライド式ながら、テンキーはそのままで画面だけを横向きにできる"ヨコモーション"を実現している。さらに、「サクサク操作できる」タッチパネルや、約690時間という長い充電待受時間も魅力的だ。
「docomo STYLE series」として登場する「F-07B」の特長は、機能面での充実と洗練されたデザインの融合。Bluetoothに対応し、1,220万画素のカメラを搭載するなど多彩な機能を誇っている。折りたたみ式の本機種を開くには、側面のボタンをワンプッシュするだけ。画面を横にしてスムーズにワンセグやカメラを楽しめる"ヨコモーション"携帯ながら、薄さ約14.8mmというスリムな仕上がりになっている。
同じく「docomo STYLE series」の「F-08B」は、誰もが使いやすいシンプルさが売り。防水やデコメ、高機能カメラといった「ほしい機能」を備えていながら、手になじんで愛着が湧く形を追求している。優しく撫でるとLEDが点滅する"えくぼ"の凹みがポイントだ。
トークショーにはCMに出演した瑛太が登場。「F-06B」のCM『ペントハウス』篇での、携帯で熱帯魚を撮影するシーンについて、実際に熱帯魚を飼っている経験から、その箇所のセリフについて監督と話し合ったというエピソードを述べた。また、シャッターを押した前後の7枚の写真を高速連写し、ベストショットを自動で選別するという「F-06B」の「ベストショットセレクト」機能については、「すごい」と感嘆の声を上げた。
「F-07B」のCM『薔薇』篇の放送は5月21日から、「F-06B」のCM『ペントハウ ス』篇は5月28日から放送される。