米Dropboxは5月4日(現地時間)、米サンフランシスコで開催中のWeb 2.0 Expoにおいて、同社のオンライン・ストレージ/同期サービスをあらゆるモバイル環境で利用可能にする「Dropbox Anywhere」戦略を発表した。

Dropboxのスマートフォン/多機能携帯向けアプリは、これまでiPhone用のみだったが、同日にDropboxはiPad用とAndroid用のDropboxアプリをリリースした。また今夏にBlackberry用アプリも提供開始する。同社はパソコン向けにWindows用/ Mac用/ Linux用のDropboxソフトウエアを用意しており、モバイルアプリの拡充でデスクトップパソコン/ ノートパソコン、そして主要なモバイルデバイスからDropboxに収めているファイルやドキュメントを閲覧・管理・共有できるようになる。

iPad用Dropboxアプリ

Android用Dropboxアプリ

同社はまた、Dropbox内のファイルへのアクセス・同期機能をサードパーティのモバイルアプリに組み込めるようにするDropboxモバイルAPIを公開した。すでに以下のモバイルアプリから直接Dropboxの利用が可能になっている。

  • QuickOffice：Officeドキュメントの作成・編集

  • FuzeMeeting：オンライン会議、リアルタイムコラボレーション

  • DataViz Documents To Go：Officeの閲覧、編集、作成

  • Avatron：ファイル閲覧、リモートアクセス

  • Sprite Software：デバイスバックアップ

  • GoodReader：ドキュメント閲覧、共有

  • Dictamus：ディクテーション、共有

  • Jot Not Scanner：スキャナーアプリ