ティアックは4月21日、CDプレーヤー&カセットデッキ「AD-800」を発表した。発売は5月10日を予定しており、価格は、5万7500円。

アナログでしか残っていないソースを、手軽にデジタル化できる「AD-800」

AD-800は、再録オートリバースタイプのカセットデッキと、CD-R/RWからの再生にも対応するCDプレーヤー(ID3タグ/CD TEXT対応)の組み合わせに、録音/再生に対応したUSBポートを装備した製品。CD/TAPE/外部入力からUSBメモリーへの録音が可能で(もちろん、CD/外部入力/USBメモリーからTAPEへの録音も可能)、TAPEでしか残っていない昔のライブラリーなどを、簡単にデジタル化することが可能だ。USBメモリーへの録音時に、録音側と再生側を同時にスタートさせるシンクロスタート機能も装備される。

またCD、USBメモリーからの再生時には、シャッフル/リピート/プログラム再生なども可能だ。カセットデッキ部は、タイマー連動録音機能、+-10%のピッチコントローラー、ドルビーBタイプのNRシステムを装備する。

なお、搭載されているUSBポートで動作が検証されているのは、USBメモリーのみ。デジタルオーディオプレーヤーやHDDなどといった、USBメモリー以外のUSBデバイスの接続は、サポートされていない。フォーマットはFAT16/32のみをサポート。また、USBメモリーへの録音は128kbpsのMP3形式に限定されている。同社によると「AD-800は、PCなどの操作に不慣れな人が、手軽に、アナログのソースをデジタル化するための機器」とのことで、操作性と低価格化のための判断ということだろう。