フィンランドNokiaは4月13日(現地時間)、Symbian OSを搭載したスマートフォン「Nokia C6」「Nokia E5」を含む3機種の携帯電話を発表した。3機種ともQWERTYキーボードを搭載したメッセージ端末で、90~220ユーロと低価格帯で提供される。
C6は「Symbian^1」と「S60 5.0」を搭載しスマートフォン。3.2インチのタッチ対応ディスプレイとスライド式キーボード、5メガピクセルカメラを搭載する。サイズは113×53×16.8mm。通信方式はHSPAとWiFiをサポートする。
ホーム画面から直接Facebookにアクセスできるほか、「Ovi Maps」「Ovi Store」などNokiaのサービスも利用できる(Nokiaは2010年1月末より、Ovi Mapsを無料で提供している)。メッセージ機能としては、電子メールでYahoo! Mail、Gmail、Windows Live Hotmailなどサードパーティ技術もサポートした。予想価格は220ユーロで、2010年第2四半期に提供を開始する。
E5はビジネス向けライン「E Series」の新機種で、Symbian OSとS 60を採用。2.4インチの画面とQWERTYキーボードを搭載したストレートタイプの携帯電話。5メガピクセルカメラを搭載するほか、MicroSDカードを利用して最大32GBまでメモリを拡張できる。通信方式はHSPAとWi-Fi、A-GPSに対応する。サイズ115×58.9×12.8mm。
「Mail for Exchange」「IBM Lotus Notes Traveler」などに対応しおり、世界の企業の90%の電子メールシステムをサポートするという。C6同様、サードパーティ電子メールも対応しており、ビジネスユーザーはオンとオフで生産性を改善できるという。予想価格は180ユーロ、第3四半期に提供を開始する。
C6、E5の2機種に加え、エントリ向けの独自OS「Series 40」を搭載した「Nokia C3」も発表された。
C3は、GSMとWiFiに対応したストレート型で、E5ライクな外観。Series 40機種では初めてQWERTYキーボードを搭載する。ホーム画面からFacebookやTwitterなどのソーシャル機能に直接アクセス可能で、「Ovi Mail」「Ovi Chat」でアカウントを作成し、コミュニケーションすることもできる。価格は90ユーロで、第2四半期に提供を開始する。