米Microsoftは3月18日(現地時間)、仮想実行支援機能を備えていないCPUを搭載したWindows 7 PCで「Windows XP Mode」を利用可能にする更新プログラム「KB977206」の提供を開始した。

Windows XP Modeは、Windows 7(Professional/ Ultimate/ Enterprise)にWindws XP互換の仮想実行環境を設けてWindows XP向けアプリケーションの実行を可能にする。これまで同モードを利用するにはIntel VTやAMD-Vなどハードウエア仮想実行支援(HAV)機能を備えたCPUが必要だったが、更新プログラムをインストールするとHAV機能対応CPUという前提条件がなくなる。

Windows XP Modeのダウンロードページに「Windows XP Mode」「Windows Virtual PC」のほか、CPUがHAV機能をサポートしていないPC向けのインストール・オプションとして「Windows XP Mode update」が追加された

更新プログラムは32bit版64bit版が用意されており、「Windows XP Mode および Windows Virtual PC」のページ、またはサポートページからダウンロード入手できる。なお同プログラムがサポートするのはWindows XP Service Pack 3の仮想マシンのみになるので注意が必要。