Fedoraリリースチームは3月9日(現地時間)、5月に正式リリース予定の次期バージョン「Fedora 13(開発コード"Goddard")」のアルファ版を公開した。NVIDIAドライバ"Nouveau"による3Dスケーリング、ソフトウェア管理ツールの改善、プリンタドライバの自動インストール機能など、デスクトップユーザ向けの大きな改善が目立つ。

Fedora 13 alphaで採用されているLinuxカーネルは2.6.32で、これによりパフォーマンスの大幅改善が図られている。

その他の主な収録ソフトウェアは以下の通り。

  • GNOME 2.30
  • KDE 4.4
  • Firefox 3.6
  • NetBeans 6.8
  • NFS 4(デフォルト)
  • Python 3(Python 2.6との並行インストール可能)
  • RPM 4.8
  • Zafara(OSSのグループウェアスイート)

前バージョンに比してさまざまな点で改良が進められているFedora 13だが、このアルファ版ではデスクトップユーザ向けの機能改善が目立つ。たとえば、

  • プリンタの自動インストール機能
  • OSSのNVIDIAドライバ"Nouveau"による3D描画機能
  • 言語パックの自動インストール機能
  • ユーザアカウントツールのUI改善

などが挙げられる。

今後のFedora 13の開発スケジュールは、4月初旬にベータ版を出したのち、5月中旬に正式公開の予定となっている。