ソニーは9日、シアタースタンドシステム「RHT-G15」「RHT-G11」とホームシアターシステム「HT-CT350」「HT-CT150」を発表した。発売は4月30日を予定しており、価格はオープン。市場価格は、RHT-G15が14万円前後、RHT-G11が10万円前後、HT-CT350が5万円前後、HT-CT150が4万円前後と予想される。
4製品は、F-Force PROを採用する3.1chのシアターシステム。F-Force PROは、壁や天井などに反射した音を使用しない、直接音のみで構成されるフロントサラウンドシステム。RHT-G15/11は、いわゆるラックシアタータイプで、RHT-G15が40V~60V型、RHT-G11が32V~46V型のテレビに対応する。HT-CT350/150は、一体型のサテライトスピーカー(左右+センター)にサブウーファーを組み合わせたシステムで、HTC-CT350が40V~46V型、HT-CT150が32V~40型のテレビに対応する。また、HT-CT350のサテライトスピーカーは、ブラビア本体とスタンドの間に、付属の金具で固定することで、ブラビアと一体化させることが可能だ。対応するブラビアは、KDL-40/46LX900、KDL-40/46NX800、KDL-40/46HX800、KDL-40/46EX700。
新モデルの特長は、3D映像のパススルーと、ARC(オーディオリターンチャンネル)への対応、さらにアプリキャストのオーディオ機器コントロールメニューへの対応。
フルハイビジョン3Dへの対応で、フルハイビジョン3Dの映像をシアターシステムを通して伝送することが可能になった。また、ARCは、以前はシアターシステムからテレビへ向かうHDMIケーブルとは別にあった、テレビからシアターシステムに向かうデジタル音声信号を伝送するケーブルをHDMIケーブルに一体化したもの。より簡単に接続できる。アプリキャストは、ブラビアに搭載されている、ウィジェットアプリケーション。4月に配信が予定されている「オーディオ機器コントロール」を使用することで、ブラビア側のリモコンで、シアターシステムのサウンドフィールドの切り替えや入力切り替えなどを、画面を見ながら行うことが可能になる。
搭載してるアンプは、すべてフルデジタルアンプのS-Master。実用最大出力は、RHT-G15/11がフロント/センターが各100Wにサブウーファーが130Wで、HT-CT350がフロント/センタ、ー/サブウーファーが各80W、HT-CT150がフロント/センター/サブウーファーが各70Wとなっている。入出力は、各モデルともHDMIが3入力の1出力。そのほかに、アナログオーディオ入力がRHT-G15/11では1系統、HT-CT350/150では2系統に出力を1系統装備する。また、HT-CT350にのみFMチューナーが搭載されている。
なお、RHT-G15/G11は、キャスターが装備され、簡単に移動ができるようになった。