TOTOは、感性工学に基づく技術によって"浴び心地"と"節水"を両立させたデザイン水栓「ベーシックプラス」を4月1日より発売開始する。

同社は同製品の開発に際して、日本市場で流通する様々なシャワーヘッドを使ったモニター調査を実施。「量感」「なめらかさ」「包まれ感」「刺激感」の4つを「浴び心地」を評価する軸として設定して評価を行った結果、「量感」が最も"浴び心地"に寄与することが判明したという。

さらに、この調査をベースに感性工学に基づいた水滴の大きさや速さに関する目標値を設け、独自の新「エアイン技術」を開発。これによって水滴の速さを落とさずに、気泡を包み込んだ大きな水の粒の吐水が可能となり、目標値を満たす(="浴び心地"を実現する)ことができた。

また同技術では、空気を効率的に吸引可能な構造となったため、水滴の速さは保ちつつ、より大きな水滴を作れる。同社によると、これによって従来のシャワーと比べて約35%、現行の節水シャワーと比べても約23%の節水が可能となっている。

同技術を採用した『ベーシックプラス』はサーモスタットシャワー金具 TMWB40EC1(8万6520円)とシャワーバー TMWB95EC(15万7500円)のラインナップとなっており(工事費別途)、同社ではこれらの製品の発売3年目の国内における販売目標としてサーモスタットシャワー金具 3,600台、シャワーバー 2,400台という数値を掲げている。

『ベーシックプラス』サーモスタットシャワー金具 TMWB40EC1