HOYAのPENTAXイメージング・システム事業部(ペンタックス)は26日、コンパクトデジタルカメラ「オプティオ(Optio)I-10」を2月下旬に発売すると発表した。価格はオープンで、推定市場価格は3万円前後。
同製品は、レトロな一眼レフカメラをイメージした外観を持つユニークなデザインのコンパクトデジタルカメラ。ボディ前面に質感と手触りを考慮したシボ加工を施したほか、ロゴの位置にもこだわって一眼レフをイメージできるデザインに仕上げている。
35ミリ判換算で約28~140mm相当の光学5倍ズームレンズを搭載したほか、光学ズームと同等の画質を維持したままで拡大が行える"インテリジェントズーム"機能も併せ持ち、最大で約31.3倍相当の高倍率ズーム撮影が可能。撮像素子には1 / 2.3型CCDを搭載し、有効画素数は約1,210万画素となっている。また、1280×720ピクセルで30fpsのHD動画撮影に対応し、撮影した動画データから静止画を抽出したり、最初と最後にタイトル画像を追加するなどの編集も可能。
機能面では、撮影後に検出した部分を小さくできる"小顔フィルター"などの応用機能を備えた人物の顔検出機能を搭載。さらに同機能を発展させて犬や猫の顔も認識可能にしたことで、ペットがこちらを向いたときに自動的に撮影するなど、ペット撮影が簡単に行えるようになっている。
そのほか、撮影状況に応じて使い分けが行える3種類の手ぶれ軽減機能、お気に入りの写真を見ながら撮影できる「ぷちフォト登録」、撮影後の画像を加工できるデジタルフィルターなどの機能を持つ。記録メディアは26.7MBの内蔵メモリーのほか、SD / SDHCカードに対応。突起物を含まない本体サイズは100.5(W)×65(H)×28(D)mmで、電池とメモリーカードを含んだ重さは153g。
カメラを水平にぶら下げて持ち歩ける、両吊りストラップの付いた専用ケース「O-CC102」(別売 : 4,200円)も用意されている。