世界最大級の旅行クチコミサイト「TripAdvisor」の日本法人であるトリップアドバイザーは25日、ユーザーのクチコミ評価を集計した「世界の汚いホテルランキング 2010」を発表した。同ランキングは、同サイトへのクチコミ投稿時に5段階で評価を行う「清潔感」の項目を元に、アジア、ヨーロッパ、アメリカ、カナダ、イタリア、フランス、イギリスの計7個のエリアカテゴリーにおいて、ワースト10までのホテルを集計したもの。
その結果、アジアカテゴリーの「汚いホテル」ワースト1位になったのは、タイ・ピピ島の「ピピドン チューキット リゾート」。ユーザーからは「(バスルームは)消毒液臭かったので、シャワーで流したらカビの匂いに変わりました」といった悲痛なコメントが寄せられた。以下、2位にインド・チェンナイの「ラジャ レジデンシー」、3位にシンガポールの「ゴールドキスト ビーチリゾート」と続いた。
ヨーロッパカテゴリーの1位は、「不潔で気持ち悪いです。ここには泊らないで」との強烈なコメントが寄せられているイギリス・ブラックプールの「グロスヴェノール ホテル」。次いで、2位にイタリア・ブドニの「ヴィラッジョ クラブ ポルト アイヌ」、3位にイギリス・ロンドンの「パーク ホテル」がランクインした。
アメリカカテゴリーの1位は、カリフォルニア・サンフランシスコの「ヘリテージ マリーナ ホテル」で、ユーザーからは「このホテルは、身の毛もよだつホラー映画のようなホテルです」とのコメントも。続いて、2位がミズーリ・ユーレカの「デイズ イン 6フラグ - セントルイス」、3位がバージニア・ヴァージニア ビーチの「トロピカーナ リゾートホテル」という順になった。
なお、アジアカテゴリーでは日本のホテルも対象となっているが、ワースト10は言うまでもなくワースト100までの集計にもランクインしておらず、日本のホテルの清潔さを再確認できる結果となった。
「世界の汚いホテルランキング 2010」
アジアの汚いホテル ワースト10
順位 | ホテル | 所在地 |
---|---|---|
1位 | ピピドン チューキット リゾート | ピピ島/タイ |
2位 | ラジャ レジデンシー | チェンナイ/インド |
3位 | ゴールドキスト ビーチリゾート | シンガポール |
4位 | マコタ ホテル マラッカ | マラッカ/マレーシア |
5位 | セントール エアポート | ニューデリー/インド |
6位 | タタミ ハンプトン ホテル | 香港/中国 |
7位 | パール オブ ザ パシフィック リゾート&スパ | ボラカイ島/フィリピン |
8位 | ファーストホテル バンコク | バンコク/タイ |
9位 | セリ コスタ ホテル-リゾート | マラッカ/マレーシア |
10位 | ロイヤル ピーコック ホテル | シンガポール |