パナソニックは22日、ニッケル水素電池「充電式EVOLTA e」(HHR-3LVS)を発表した。ラインナップは、単3形2本に充電器を組み合わせた「BK-KJQ05L20」、単3形2本のパッケージ「HHR-3LVS/2B」、単3形4本のパッケージ「HHR-3LVS/4B」で、いずれも発売は4月20日。価格は、BK-KJQ05L20が1089円、HHR-3LVS/2Bが645円、HHR-3LVS/4Bはオープンプライスで、市場価格は1,100円前後と予想される。
同社では、2008年10月に「充電式EVOLTA(エボルタ)」(単3形:HHR-3MRS/単4形:HHR-4MRS)を発売しているが、今回のHHR-3LVSは、それらの製品を置き換えるものではない。同社によると、充電式電池を導入したいが、初期コストの高さから見送っているという人がまだ多く、HHR-3LVSは、そういった人に充電式電池の便利さを体験してもらうためのエントリーモデル。
HHR-3LVSでは、既存のHHR-3MRSよりも、フル充電時の容量が1/2になっているが(HHR-3MRSは2000mAh、HHR-3LVSは1000mAh)、繰り返し充電が可能な回数は、HHR-3MRSの1,200回から、HHR-3LVSでは、約1,500回に増えている。
同社では、多くの電力を必要とする機器では、既存のHHR-3MRSを、あまり電力を必要としない機器には、新しいHHR-3LVSを、といったように使い分けるのも、一つの方法としている。