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OracleによるSun Microsystems買収は、MySQLというオープンソースソフトウェアのデータベースを軸にして欧州委員会が待ったをかけていたが、19日を期限に判断を終え、結果が発表されることになっている。今のところOracleがMySQLの扱いに関して約束を発表したことを受け、欧州委員会はOracle-Sun買収を認めるというのが大方の予想だ。
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しかし、Oracle-Sun買収にはまだ難関が待ち構えているようだ。Now Russia Threatens to Hold Up Oracle-Sun Deal - .NET Developer's Journalによると、13日、ロシアの独占禁止法監督機関FAS (Federal Anti-Monopoly Service)が同買収に関して調査を開始したという。調査にどの程度期間がかかるのかはわからないと説明されており、OracleとSunにとってまたひとつ懸念が増えたことになる。
また、同買収についてはまだ中国の商務部からも認可がおりていない。中国も同様の行動をとるのではないかと複数のメディアやブログが伝えている。