米mophie、フライトシステムコンサルティング、フォーカルポイントコンピュータの3社は18日(米国時間)、FeliCa技術を使ったiPhone向けモバイル電子決済ソリューションを開発していると発表した。

3社が開発するモバイル電子決済ソリューションは、FeliCaカード内の情報をiPhoneで読み書き可能にするというもの。mophieの提供するiPhone用クレジットカードリーダ付きケース「marketplace」のFeliCaカード対応版を開発し、専用のiPhoneアプリケーションと合わせて提供するとしている。

「marketplace」(FeliCaカード対応版)の製品イメージ。marketplaceにFeliCaカードを挿入して利用する。FeliCaカードはケース内にすっぽり収まる仕様になるという

同ソリューションは、コンシューマおよび法人向けに販売する予定。コンシューマ向けでは、乗車履歴照会、残高照会、経費精算、チャージ、セキュアな支払、ポイントカードの確認や特典交換といった機能が利用できるという。法人向けでは、交通費精算や日報の管理のほか、コンビニエンスストアなどの営業店舗の決済端末としても利用できるとしている。

専用アプリケーションも提供される

3社は、2010年春にmarketplace(FeliCa対応版)を使ったiPhone用電子決済ソリューションの提供を開始する予定。2010年中にクレジットカード決済用のソリューションをリリースするとしている。