アールティーブイは24日、携帯電話でPCのように長時間大容量の動画を保存・再生できるiアプリ「フルドガ」の提供を開始した。
「フルドガ」では、納品された映像素材を同社でエンコードしてサーバにアップし、同社のサーバとNTTドコモのiアプリを連動するという、同社の特許出願済みの技術を用いている。10MB制限があった携帯電話の従来のダウンロード配信とは異なり、配信する動画1本のファイル容量は無制限。視聴者は、携帯電話のmicroSDカードの容量が許す限りの動画データを1本として保存でき、例えば1GB以上の映画でも、そのまま保存し視聴することができる。
長時間の素材を1つの動画ファイルとして配信できることで、「動画のダウンロード販売も可能となります」(同社)としている。また、「画質も従来より大幅に向上しています」(同社)とのこと。
なお、サーバー費用は、ディスク容量10GB・月間転送量1,500GBの「ライトプラン」(初期費用21,000円、月額費用52,500円)と、ディスク容量800GB・月間転送量24,000GBの「スタンダードプラン」(初期費用210,000円、月額費用210,000円)の2種類。また、エンコード費用は、納品素材によって異なり、DVDは1時間以内のものが1本2,100円で、超過費用が1時間あたり1,050円。miniDV/VHSは1時間以内のものが1本4,200円で、超過費用が1時間あたり2,100円となっている。
対応キャリアは、現在はNTTドコモのみで、iアプリを使用しているため、導入や操作は簡単という。また、iモード通信を利用するので、パケ・ホーダイ(月額4,410円)の固定料金で動画をダウンロードできる。対応端末はdocomo PRIME series / docomo STYLE series / docomo SMART series。これら以前に発売された端末については、画面解像度が480×854のものに限られる。