イッツ・コミュニケーションズ、東急エージェンシー、日立システムアンドサービス(日立システム)は共同で、2010年1月12日から2011年1月31日までの約1年間、東京渋谷駅周辺のハチ公前広場などにおいて、エリア限定のワンセグ情報配信の実証実験を行うと発表した。
今回の実証実験は、3社のほか、東京急行電鉄、日立製作所の協力のもと、総務省関東総合通信局より実験試験局免許の交付を受けて実施。渋谷駅前(ハチ公前公園、SHIBUYA109など)を中心とする電波伝搬フィールドを構築し、駅前のビルやオフィスが建ち並ぶ複雑な都市空間において、効率的な電波伝搬方式の検証を行うという。
また、携帯電話などのワンセグ機能付端末へ向けて、地域情報やイベント情報などを配信し、その視聴効果を分析し、将来的なエリアワンセグのサービス実用性を検証していくという。
そのほか、12月1日から渋谷地区で開始された経済産業省の「平成21年度 ITとサービスの融合による新市場創出促進事業」において実施されるサービス(pin@clip ピナクリ)との連携も予定しているという。
イッツ・コミュニケーションズがシステム運用とサービス企画、東急エージェンシーがサービス企画、日立システムがシステム構築とテクニカルサポートを担当する。