三洋電機は12月10日、パナソニックによる同社株式の公開買付けが終了し、パナソニックが筆頭株主になることを発表した。
公開買付けには、筆頭株主でゴールドマン・サックス・グループの関連会社であるオーシャンズ・ホールディングス、主要株主で大和証券エスエムビーシープリンシパル・インベストメンツの100%子会社であるエボリューション・インベストメンツ、三井住友銀行らが応募。合計で、普通株式3,282,677株、A種優先株式182,542,200株、B種優先株式125,360,455株をパナソニックが取得する。これにより、12月16日に予定されている異動をもって、パナソニックは三洋電機の筆頭株主となる。
パナソニックは、A種優先株式およびB種優先株式を普通株式に転換する予定。B種優先株式は議決権のない株式だが、転換により議決権を有する株式になるため、総議決権の過半数をパナソニックが保有することになり、三洋電機はパナソニックの子会社となる見込み。
なお、買付け価格は、普通株式が1株131円、A種優先株式およびB種優先株式が1株が1,310円。総額は4000億円以上になる。