Googleが開発中のOS「Chrome OS」はオープンソースソフトウエア版が「Chromium OS」として公開されており、USBドライブやメモリーカードからChromium OSを試験的に動作させる例が、すでにいくつか報告されている。そうした現在配布中のChromium OSのイメージファイルは多くが8GB近く。少なくとも4GBのUSBドライブやメモリーカードが必要だったが、Hexxehと名乗る学生が1GBのUSBドライブに収まるChromium OSイメージファイルを公開して話題になっている。同バージョンをHexxeh氏は「Chrome OS Diet USB」と呼んでいる。
Windows PCで「Chrome OS Diet USB」を試すには、.tar.gzファイルで配布されているファイルをダウンロードして解凍、Image Writerなどを使ってイメージファイルをUSBドライブに書き込む。あとはUSBドライブから起動するだけだ。
開発初期段階のChromium OSは動作可能なネットブックが少なく、また利用できる無線LAN環境が限られるなど非常に多くの制限があるのが現状だ。さらに大幅なダイエット版だと正常な動作が危ぶまれるが、「(ほかのChromium OSと比べて) マイナス面はほとんど見られないし、(Chrome OS Diet USBには)個人的にワイアレスサポートを追加した」という。