NTTデータは12月1日、インフラからアプリケーションまで、同社グループのクラウドソリューションを総合的に提供するトータルクラウドサービス「BizCloud」を立ち上げ、そのサービス基盤となる「BizCloudプラットフォームサービス」の提供を2010年4月より開始すると発表した。

同サービスでは、顧客独自のサービスをクラウド上で利用する「プライベートクラウド」、複数の顧客がサービスを共通で利用する「コミュニティクラウド」の2種類のクラウドの構築・提供を行う。

BizCloudのサービス全体像

同サービスのラインアップは、「最適化コンサル」、「マイグレーション」、「クラウド構築」、「運用管理」、「アプリケーション」、「プラットフォーム」、「データセンタ」|となる。

BizCloudのサービスラインアップ

2010年4月から提供されるBizCloudプラットフォームサービスは、「インフラ」、「開発支援・運用管理」、「バックオフィス」、「フロントオフィス」といった機能を、従量課金制で提供する。また、特定の企業ユーザー間で共用されるコミュニティクラウドに特化した機能やインフラの充実、プライベートクラウド用サービスパッケージの提供、顧客のシステムと連携したハイブリッドクラウド構築のための開発環境提供など、さまさまな利用形態に対応する。そのほか、他社が提供するパブリッククラウドとの連携を行うとともに、SaaS事業者向けプラットフォームとしても提供する。

BizCloudプラットフォームサービスの仕組み