NTTドコモとディー・エヌ・エー(DeNA)は24日、新たに合弁会社を設立するため、合弁契約を締結したと発表した。
携帯電話端末の高性能化や通信の高速化により、携帯電話上でのインターネットの利用が日常的になってきている。その中で、ケータイ小説など、一般ユーザーによって生み出されるユーザ作成コンテンツ(User Generated Content、UGC)が利用者の支持を集めてきている。
両社は今回、DeNAのUGCサイト運営ノウハウやシステム開発力、UGCを活性化させるコミュニティサービスの展開力と、NTTドコモのiモードにおける集客力や課金の仕組み、顧客ニーズを重視したサービス提供力を融合させ、携帯電話上で新たなUGCビジネスを共同で創出することを目的に、新会社を設立することにした。
設立時期は2010年4月、出資金は16億円(資本金 : 8億円、資本準備金 : 8億円)の予定で、出資比率はDeNAが70%、NTTドコモが30%となる予定。代表取締役社長にはDeNA執行役員の池田純氏が就き、2010年度上期のサービス開始を目指すとしている。