韓Samsung Electronicsは11月10日(ソウル時間)、オープンなモバイルプラットフォーム「Bada」を12月にローンチすることを発表した。スマートフォンOSに新しいプラットフォーム誕生となるかが注目される。

Samsungはこれまで、スマートフォンに、「Symbian」「Windows Mobile」「Android」などを採用してきた。今回発表したBabaにより、同社は初めてオープンな自社プラットフォームを持つことになる。

Badaは、韓国語で「海」という意味。開発者が容易に利用できる環境、Webサービスを利用するアプリケーションとの親和性、すぐれたユーザーインターフェイスなどが特徴だという。これまでフィーチャーフォンで採用してきたプロプライエタリOSを土台とし、リッチなスマートフォンエクスペリエンスを幅広い消費者に提供するとしている。

Samsunは現在、第2位携帯電話メーカー。Badaを提供することで、米Apple「iPhone」に押されている首位Nokiaに猛攻をかける。

なお、英国でローンチイベントが開催される予定で、この際にSDKを公開する計画。