イー・アクセスは12日、2010年3月期の上期(4-9月期)の連結決算を発表した。これによると、売上高は前年同期比6.1%減の427億8,400万円、営業利益は同44.7%増の103億9,700万円の減収増益だった。

事業別に見ると、ネットワーク事業の売上高は、前年同期比29.1%増の366億6,000万円、営業利益は同51.2%増の99億5,800万円。デバイス事業の売上高は、前年同期比64.8%減の62億4,700万円、営業利益は同28.6%減の4億4,000万円だった。

モバイル事業では、イー・モバイルの契約数の増加に伴う売上高の増加により、四半期ごとの損失額が改善し、第2四半期連結累計期間における持分法による投資損失は、51億3,300万円(前年同四半期は92億3,600万円の損失)となり、前年同四半期に比べ改善した。

イー・アクセスでは、全体での減収の理由について、「ネットワーク事業においてはアッカ・ネットワークスとの合併に伴い売上高が増加した一方で、デバイス事業におけるイー・モバイルへの端末の販売が台数の減少に加え、単価の低いデータカード中心となったことから、売上高が減少した」と説明している。

また、営業利益については、「アッカ・ネットワークスとの統合による経営の効率化により、過去最高となった」としている。

なお、2007年5月31日にモバイル事業を営むイー・モバイルが連結子会社から持分法適用関連会社に異動したことに伴い、2010年3月期第1四半期連結会計期間から、モバイル事業の売上高と営業損益は計上されていない。