NTTドコモは10日、FOMA携帯電話の新製品『docomo PRIME series P-01B』(パナソニックモバイルコミュニケーションズ製)を発表した。2009年11月~12月に発売する予定。

『docomo PRIME series P-01B』(パナソニックモバイルコミュニケーションズ製)

「P-01B」は、3.3インチフルワイドVGA(480×854ドット)ディスプレイを搭載した携帯電話で、縦と横の2方向に開閉可能な「Wオープン」機構を採用している。操作部には、縦方向と横方向でダイヤルキーなどの表示が切り替わる「2WAYキー」を採用。ダイヤルキー部分をタッチパッドンに切り替えてスクロールやポインタ操作をすることもできる。フェイス部には大型のカラーサブディスプレイを搭載しており、本体を閉じたままiチャネルやメールの閲覧、ワンセグの視聴が行える。

モバイルカメラは、背面に約810万画素、ディスプレイ部に約33万画素COMSセンサを搭載する。カメラ機能としては、フォーカスロック時間がおよそ0.2秒の「高速オートフォーカス」、2人の顔が近づくだけで写真が撮れる「ラブシャッター」、あらかじめ設定した人数が揃うと撮影できる「グループシャッター」などを搭載。17種類のエフェクトを備えた「デジタルフォトビューア」なども利用できる。

このほか機能面では、ワンセグ、おサイフケータイ、Bluetooth、iコンシェル、GPS/オートGPS、ケータイデータお預かり、ブルーレイディスクレコーダー映像転送、マイエリア、Music&Videoチャネルなどに対応。通信面では、国際ローミングサービス「WORLD WING(3G/GMS)」、FOMAハイスピード(HSDPA 7.2Mbps/HSUPA 2.0Mbps)をサポートする。

(写真:石森 亨)

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裏面には顔検出オートフォーカス対応有効約810万画素/記録約800万画素CMOSカメラやFelica用アンテナ、カメラ用LED、モノラルスピーカー、充電台用接点、バッテリーが配置

テンキー部分にタッチパッド機能になっており、指でなぞるように操作できる。タッチパッドがオン時にはキーの隙間から青色に点灯している

バッテリーがリチウムイオン電池パック「P20(3.7V/800mAh/3.0Wh)」を採用。microSDカードスロットもバッテリーカバーの中にあり、電池パックをはずさないと抜き挿しできない

ワンセグ用アンテナも搭載。ワンセグは大型のサブディスプレイで閉じたまま視聴することもできる

左右側面。ワンプッシュオープンボタンや上下キー、TVキー、カメラ/シャッターキーなどが並ぶ

先端およびヒンジ部。外部接続端子とイヤホンマイク端子の統合端子が配置されている

縦画面字におけるメニュー画面。タッチパッドによる操作のオン/オフはテンキーの左下のキーで行う

カメラ機能は高速オートフォーカスとラブシャッター/グループシャッターという2つのオートシャッターに対応

iアプリには「レッツタップ」「機動戦士ガンダムオンライン プロローグ版」「レイトン教授と悪魔の箱」「ぷよぷよ~ん&コラムス」「旺文社漢検アプリforP」などがプリインストール

本体メモリ容量。パナソニックのメーカーサイトから10種類の文字フォントをダウンロード可能だ

(写真・キャプション/memn0ck K-MAX)

主な仕様(予定)

寸法 高さ 約111mm×幅 約50mm×厚さ 約17.7mm(最厚部 約19.4mm)
質量 約135グラム
3G連続待受時間(静止時[自動]) 約540時間
GSM連続待受時間(静止時[自動]) 約250時間
連続通話時間(3G/GSM) 約190分/約230分
連続テレビ電話時間 約110分
メインディスプレイ(サイズ/ドット数・通称/種類/発色数) 約3.3インチ/横 480ドット×縦 854ドット・フルワイドVGA/TFT液晶/262,144色
サブディスプレイ(サイズ/ドット数/種類/発色数) 約2.0インチ/横 427ドット×縦 240ドット/TFT液晶/62,144色
外部メモリー(最大対応容量) microSD(2GB)、microSDHC(16GB)
外側カメラ機能(有効画素数/記録画素数) 顔検出オートフォーカス対応CMOSカメラ(約810万画素/約800万画素)
内側カメラ機能(有効画素数/記録画素数) CMOSカメラ(約33万画素/約31万画素)
マゼンタ、ブラック、ホワイト