日立ライティングは16日、同社のLED照明の新しいラインナップとなる調光タイプの「LED電球」を発表した。発売は11月中旬で、価格はオープン。今回発表されたのは、白色相当の「LDA7N/D」と電球色相当の「LDA7L/D」の2種類で、推定市場価格はともに5,000円台。サイズは外径60mm×全長109mm(両モデルとも)となる。

消費電力を81%削減した調光タイプの「LED電球」

同製品は、白熱電球40W形に置き換え可能な明るさながら、消費電力は6.8Wと81%の削減を実現。その寿命は40,000時間で白熱電球の約40倍の長さとなっている。同社による電気代比較では、同製品の寿命となる40,000時間使用した場合、40W型白熱電球(LW100V36W)の電気代が31,680円となるのに対し、同製品の電気代は5,984円とかなりの節電が期待できる(電力料金目安単価22円/kWh)。また水銀を使用しておらず、省エネ・省メンテナンスに加え、環境にも配慮した製品となっている。

さらに同製品は、現在普及している電球型蛍光ランプでは対応が難しかった調光の問題もクリア。一般の白熱電球用の調光器に対応しており、調光が必要な場所で使用する際にはより大幅な省エネが期待できるとのこと。点灯直後にほぼ100%に近い明るさを得られるため、すぐに明るさが必要な玄関やトイレなどでの利用にも適した製品となっている。

なお、白熱電球で多く利用されているE26口金の器具にそのまま利用可能となっている。