ニフティは26日、モバイルWiMAXを利用した高速ワイヤレス接続サービスをPRするイベント「WiMAX VS ジョイマン お台場IT鬼ごっこ」を、東京・お台場の同社イベントスペース「TOKYO CULTURE CULTURE」で開催した。
同社では7月より、UQコミュニケーションズのモバイルWiMAX網を利用したインターネット接続サービス「@nifty WiMAX」を提供しているが、今回のイベントではその通信速度やサービスエリアをアピールするため、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のお笑いコンビ・ジョイマンの2人が登場し、モバイルWiMAXを利用した「IT鬼ごっこ」をお台場で繰り広げた。
「IT鬼ごっこ」を繰り広げたジョイマンの2人(中央)と、インテル、UQコミュニケーションズ、ニフティの各チーム |
IT鬼ごっこは、モバイルWiMAX内蔵ノートPCを持ったジョイマンの高木晋哉さんがお台場のあちこちを逃げ回り、Skypeの動画チャット画面を通じて自分がいまどこにいるかのヒントを送信、挑戦者は同じくノートPCを持って高木さんを追いかけ、高木さんのいたチェックポイントで出題される問題に答えていくというもの。観客が集まったTOKYO CULTURE CULTUREでは、高木さんや挑戦者のノートPCから送られてくる映像を見ながら、相方の池谷和志さんがツッコミを入れるなどしてゲームを盛り上げた。
高木さんを追う挑戦者は、インテル、UQコミュニケーションズ、ニフティの3社から募られた若手社員。高木さんは3チームのメンバーを見て開口一番「もやしっ子の虚弱体質ですね」と挑発するも、池谷さんから即座に「それはお前だろ!」と突っ込まれ、ラップのネタを披露するときのような独特のモーションで会場の外へ逃げ出した。
最初のチェックポイントに到着した高木さんがSkypeで会場の画面に登場し、挑戦者の追走がスタート。3チームがチェックポイントに到着すると既に高木さんは次のチェックポイントに向かって逃げた後で、代わりに、挑戦者への「指令」が残されていた。指令は「複数ある画像の中から5枚を選んでダウンロードせよ」というもので、合計容量が大きいチームが勝ちとなる。3チームはそれぞれノートPCを開いて指定のWebページにアクセスし、より容量が大きいと思われる画像をダウンロードした。その間に高木さんが再びSkypeで登場し、3チームに対して次のチェックポイントの周辺映像を見せた。
高木さんはパレットタウンから東京ビッグサイト周辺まで1kmほどの道のりを逃げ回り、道中で他にも2つの指令を出した。指令その2は「飛んでいる飛行機」「運転中のゆりかもめ」「青海という文字」など、指示された風景を撮影してアップロードする、指令その3は「35.361476,138.730888」「45.522684,141.936557」などの数字が示す場所がどこかを答えるというもの。指令その3はもちろん緯度・経度の値で、これをGoogleマップで検索するとどの場所を指しているのかがわかる(先の例はそれぞれ「富士山」「宗谷岬」)。
鬼ごっこスタートから1時間あまりが経過し、モバイルWiMAXを駆使してすべての指令をクリアした3チームが会場へ戻ってきた。この時点では、指令その1で大容量の画像を引き当てたUQコミュニケーションズチームが得点トップだったが、身体を動かしたことよりもITに関連した指令だけで勝敗が決まってしまうことが不満だったのか、高木さんが「何がITだ! 肉食え肉!」とキレて、万歩計振りゲームで優勝を決めることに突然変更。1分間で150回以上を振ったニフティチームが優勝となり、「WiMAXは速い、速いと言えばカップ麺」ということで、賞品のカップ麺1年分を獲得した。なお、高木さんも3チームと一緒に万歩計を振ったが、珍妙なモーションのためかスコアは伸びなかった。
今回のイベントでは持ち運ぶPCだけでなく、会場に設置されたPCも内蔵のモバイルWiMAXを利用してインターネットに接続した。Skypeクライアント上の処理のもたつきでフレームレートが低下する場面はあったが、モバイルWiMAX自体の接続が途切れることはなかったといい、このようなイベントで臨時にインターネット接続が必要な場合、有線ネットワークを用意しなくてもモバイルWiMAXで代用可能なことが確認された。