NECディスプレイソリューションズおよびNECは26日、携帯電話とプロジェクターを活用したプレゼンテーションシステムを開発したと発表した。両社は本日より販売活動を開始する。

本システムは、サーバに登録されている文書情報をネットワーク経由で携帯ブラウザに配信し、閲覧・検索を可能とするNECのモバイル文書閲覧システム「InfoFrame DocumentSkipper Mobile」と、呼び出したデータの投写が可能なNECディスプレイソリューションズのプロジェクター「NP62J」「NP52J」との連携により実現される。携帯電話とプロジェクターを用いたプレゼンテーションシステムは業界初とのこと。両社は今後3年間で30社への導入を目指すという。

システム構成例として、コンテンツ変換・登録・配信用サーバが1台、複数のソフトと対応プロジェクター「NP52J」10台であれば、価格は500万円(税抜)から提供する(SI費用、携帯電話の費用は含まず)。

本システムを利用すれば機密データを外部に持ち出す必要がなく、また、プレゼンテーション終了後は携帯電話、プロジェクターからデータが消去されるので、情報の漏えいを防止できる。