米ソニーは現地時間25日、同社で初めてとなる3Gのワイヤレス通信接続機能を備えた電子書籍リーダーの新製品「Reader Daily Edition」を発表した。
Daily Editionは、既に仕様を発表済みのTouch Editionの基本性能に加え、ポートレート、ランドスケープモードに対応した7インチのタッチスクリーンを搭載し、3Gワイヤレス通信接続にも対応した。これにより、ソニーのオンラインブックストアなどにアクセスすることが可能になる。ワイヤレス通信サービスはAT&Tが提供し、基本料金・年間契約は不要。
また、ユーザーは地元の公共図書館が電子書籍の貸し出しサービスに対応していれば、同製品で書籍をダウンロードし閲覧することが可能になるという。貸し出し期限が過ぎれば、データの閲覧ができなくなる仕組み。付属の「eBook Library」ソフトウェアはVer.3.0がリリースされ、Macにも対応した。
Daily Editionの価格は399ドル、発売は12月を予定している。なお、8月5日に発表済みの「Reader Pocket Edition」(199ドル)、「Reader Touch Edition」(299ドル)については直ちに販売を開始するという。