MMD研究所(モバイルマーケティングデータ研究所)は15日、「携帯電話の料金プラン・割引サービスに関する実態調査」の結果を公表した。これによると、携帯キャリアを選ぶ際、約半数のユーザーが「料金プラン・割引サービス」を最も重視することが分かった。

調査は、2009年10月9日~13日に実施、557人から有効回答を得た。

これによると、これから携帯電話会社を選ぶにあたり、最も重視する点については、「料金プラン・割引サービス」と回答した人が50%で最多。次いで、「携帯端末(機能)」(23%)、「端末販売価格」(13%)、「携帯端末(デザイン)」(12%)が続いた。「コンテンツサービス」と回答したのは、わずか2%だった。

これから携帯電話会社を選ぶにあたり、最も重視する点については、「料金プラン・割引サービス」と回答した人が50%で最多だった

ゆっくり長めの電話をかけるとしたら、どの時間帯にかけたいかについては、「21:00~22:00」との回答が17%で最多、「特になし」(16%)、「22:00~23:00」(13%)、「20:00~21:00」(12%)が続いた。全体をまとめて見ると、「20:00~25:00」の夜帯を選択した人が51%と半数を占めた。

ゆっくり長めの電話をかけるとしたら、どの時間帯にかけたかについては、「21:00~22:00」との回答が最多だった

携帯電話各社の、通話無料サービスについての制限はどの程度気になるかについての質問で、「非常に気になる」「気になる」と回答した人の占める割合は、「他社携帯会社との通話は有料であること」が73%でトップ、次いで、「指定先以外との通話は有料であること」(69%)、「家族割引対象以外との通話は有料であること」(66%)が続いた。前述の質問で、ゆっくり長めの電話をかけたいとの回答が多かった「21:00~25:00」の通話が有料であることについては、64%のユーザーが、「非常に気になる」「気になる」と回答した。

携帯電話各社のEメール無料サービスの制限がどの程度気になるかについては、「非常に気になる」「気になる」と回答した人の割合は、「他社携帯会社とのEメール送受信は有料になること」が54%で最多、「300KB以上のEメール送受信は有料になること」は51%、「家族割引対象以外とのEメール送受信は有料になること」は48%だった。