TVアニメ作品として第三期シリーズまで放送され、高い人気を誇った「魔法少女リリカルなのは」が劇場版作品『魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st』となって帰ってくる。運命の公開日は2010年1月23日。
劇場公開される『魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st』は、TVアニメ第一期シリーズ『魔法少女リリカルなのは』の"パワーアップリメイク"。TVシリーズの映像をつなぎ合わせた、いわゆる総集編ではなく、第一期シリーズ全13話で語られた物語が、新たに100分超えの新規映像作品として甦る。
■『魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st』ストーリー概要
日本のとある都市。
海鳴市で暮らす平凡な小学三年生、高町なのは。
あの日なのはは、異世界から訪れた少年ユーノと出逢う。
ユーノの目的は、海鳴市に散らばった異世界の遺産「ジュエルシード」の回収。
暴走したジュエルシードからユーノを助けようとしたなのはは、自身に「魔法」の才能がある事を知る。
危険なジュエルシードを回収するため、なのははユーノと協力し、ユーノから託された知性を持った魔導端末「魔導師の杖」レイジングハートとともにジュエルシードの捜索を開始する。
だが、同じくジュエルシードを捜索している少女がいた。
少女の名はフェイト・テスタロッサ。
「母の願いを叶えるため」
戦い、奪う事に心を痛めながらジュエルシード収集を行うフェイト。
その哀しみを感じ取るなのは。
戦いの中、二人は互いに力と心をぶつけ合い、なのはは自身の想いを伝えようとする。
娘であるフェイトに対して、冷酷とも思える態度を取るフェイトの母・プレシア・テスタロッサ。
届かぬ母への思いを胸に、幼い頃、誰よりも優しかった母の笑顔を取り戻すために戦うフェイト。
自身を救い、育ててくれたフェイトを守りたいと願うフェイトの使い魔アルフ。 フェイトを救いたいと願うなのは。
そんななのはを支えるユーノ。
だが、事件は、意外な展開を見せてゆく……。
ストーリーは第一期シリーズのラインを忠実に追いつつ、各種の公式展開(小説・ドラマCD、続編における付加設定)で語られた展開も織り込んだものとなる。
TVアニメシリーズを観た人にとっては、後にさまざまな事件に触れて成長し、いつしか新たな世代を導いてゆく立場となる二人の少女、高町なのはとフェイト・テスタロッサの出会いと始まりの物語が、劇場で初めて触れる人にとっては、運命に翻弄される二人の少女の出会いと、戦いと、友情の物語が、SFテイスト溢れる魔法アクションのビジュアルと、シンプルでストレートなストーリーによって、劇場版ならではのクオリティで展開される。
『魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st』登場キャラクター
■高町なのは (cv. 田村ゆかり)
本作の主人公。日本・海鳴市に住む小学三年生。私立聖祥付属小学校の三年A組に在籍。性格は一途でまっすぐ。それ故に無茶をしがち。魔法の才能を持ち合わせており、ユーノと、愛機レイジングハートとの出逢いによってその才能を開花させる。戦闘スタイルはいまだ未完成ながらフェイトとの戦いの最中、その戦技を高めてゆく。魔力光は桜色。
■レイジングハート
知性を持つ魔導端末(インテリジェントデバイス)。形状は使用者の選択によって変化するが、暫定使用者となったなのはが初めて使用した際に「魔導師の杖」の姿を選択。以降、そのスタイルを継続している。初期は魔法知識を持たないなのはの教師として、後には戦いの中でなのはを主と認め、ともに空を駆ける一心同体の主従となる、なのはの愛機。
■フェイト・テスタロッサ (cv. 水樹奈々)
本作の、もうひとりの主人公。ミッドチルダ出身の9才で本来はおとなしく、やや内気な心優しい少女だがある事情から心を閉ざし、ジュエルシード収集を行っている。なのはに匹敵する才能のもと、正しく教育を受けた魔法技術は高く、戦いにおいてはなのはを圧倒する実力を持つ。高速機動を生かした近接~中距離高速射撃を基本スタイルとする。また、魔力を「電気」に変換する資質を持ち、発露時に電撃・雷撃を伴う魔法を多く保有する。魔力光は金色。
■バルディッシュ
フェイトのためだけに生み出された、フェイトの専用デバイス。近接打撃に耐える強靭な機体と、戦斧・鎌・槍という3形態への可変機構による汎用性を両立させている。レイジングハートと同じく知性を持つインテリジェントデバイスだが主に対しては至極従順で、無口。言葉少なに、主の戦いを支えている。
■ユーノ・スクライア (cv. 水橋かおり)
ミッドチルダ出身。遺跡発掘を生業とするスクライア一族の少年であり、考古学に明るい。自身が発掘したジュエルシードが事故で散乱したため、自ら探しに地球に訪れ、負傷したところをなのはに助けられた。はじめは、「なのはに協力してもらってジュエルシードを集める」という立場だったが、フェイトを救うために戦うなのはを見て、それを見守り、力になりたいと願うようになる。負傷で魔力を失った際、フェレットの姿をとっている。
■アルフ (cv. 桑谷夏子)
狼が素体の、フェイトの使い魔。使い魔は、動物を素体として術者が自らの魔力を分け与えることによって生み出される存在。子狼の頃に群れから捨てられ、死にかけているところをフェイトに救われ、以降使い魔として温かく育てられたため、フェイトに対する愛情と信頼は絶対的。狼形態・人間形態への変身が可能で、魔法戦もこなす。ジュエルシード収集やプレシアについての疑問を感じているが、フェイトを守り助けるため、フェイトと行動を共にしている。
■プレシア・テスタロッサ (cv. 五十嵐麗)
フェイトの母。ジュエルシードを求めており、その捜索をフェイトに命じている。かつてはとても優しい母親だったのだが、現在、フェイトに対しては冷酷とも言える態度が目立つ。そこにが、ある理由が存在するのだが……。
■そのほかの登場キャラクター
『魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st』は、2010年1月23日より新宿ミラノ/渋谷東急/シネ・リーブル池袋ほかにて全国ロードショー。
■『魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st』おもなスタッフ
企画・製作 / NANOHA The MOVIE 1st PROJECT◆原作・脚本 / 都築真紀◆監督 / 草川啓造◆キャラクターデザイン / 奥田泰弘◆美術監督 / 片平真司◆アニメーション制作 / セブン・アークス◆プロデューサー / 三嶋章夫、田中辰弥、清水博之
■『魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st』おもなキャスト
高町なのは / 田村ゆかり◆フェイト・テスタロッサ / 水樹奈々◆ユーノ・スクライア / 水橋かおり◆アルフ / 桑谷夏子◆クロノ・ハラオウン / 高橋美佳子◆プレシア・テスタロッサ / 五十嵐麗◆リニス / 浅野真澄◆リンディ・ハラオウン / 久川綾◆エイミィ・リミエッタ / 松岡由貴
(C) NANOHA The MOVIE 1st PROJECT |