三菱電機は21日、「REALブルーレイ」シリーズのBDレコーダーの新モデル「DVR-BZ130」を発表した。発売は8月1日で、価格はオープン。市場価格は、12万円前後と予想される。
デジタルダブルチューナーを搭載しており、デジタル放送×2、あるいはデジタル放送×1/アナログ放送×1の同時録画が可能だ。HDDの容量は320GBで、圧縮効率の高いMPEG-4 AVC/H.264での記録にも対応する。従来モデルでは、最大5倍までだったが新モデルでは、5.5倍までの長時間記録に対応した。また、MPEG-4 AVC/H.264での記録は、HDD/BDだけでなく低価格なDVDメディアにも可能となっており、片面1層のDVD-R/RWに最大2時間10分のフルハイビジョン映像の記録が可能となっている。
同製品では、新リモコンを採用しており、表に配置されるボタンが大幅に削減されていると同時に(それ以外のボタンはフラップ内に配置されている)ボタンの表記も「予約する」「見る」といったように直感的にわかりやすいものとなった。また、「予約する」ボタンを押すと、番組表が表示され、そこから録画したい番組を選んで決定ボタンを押すだけで、録画予約が完了するなど、操作手順も単純化されている。標準リモコンと、簡単リモコンの2つが付属するレコーダーは多いが、同社の新リモコンでは、1つのリモコンで簡単リモコンとしてのわかりやすさと、標準リモコンの細かな操作への対応の両方に対応している。
同社のBDレコーダーは、オートカットやみどころ再生などといった独自の機能を特徴としている。オートカットは、番組の本編、またはCM部分のみを再生する機能。15秒、または30秒スキップといったボタンを連打することなく、本編のみを再生することが可能だ。みどころ再生は、スポーツ番組や音楽番組のハイライトシーンのみを自動再生するというもの。新モデルでは、これらの特徴に加えて、新たに「シーン検索」機能を搭載。自動チャプターマーク機能をオンにしておくと、本編とCMの境目やシーンの切り替わる場面などに、自動的にチャプターマークが打たれる。シーン検索はこれを利用するもので、各シーンのサムネールが画面の下に表示され、見たい場面にダイレクトにジャンプすることが可能だ。表示されるサムネールは最大7個。